肝炎 | 山添医院

性感染症の種類:肝炎(Hepatitis A/B/C)

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肝炎とは

肝臓は沈黙の臓器

肝炎は、肝臓の病気で、性感染症に関与するものにA,B,C型があります。
肝臓は、体の中で一番大きな臓器で、「沈黙の臓器」といわれています。それゆえに、症状が出てからでは重症になっていて肝硬変や肝がん等に進行していることもあります。


A型肝炎

感染ルート
A型肝炎ウイルス(HAV)により感染
性行為(糞口感染)、汚染された食べ物の摂取(経口感染)により感染

症状について
疲労感・食欲不振・嘔吐を伴う
黄疸や肝腫大・濃色尿・白色便といった症例がある

 


B型肝炎

感染ルート

B型肝炎ウイルス(HBV)により感染
母子感染・輸血・性行為等により感染

症状について
急性:倦怠感・食欲不振・嘔吐・褐色尿・黄疸
慢性:ほとんどの感染者が無症候性キャリアを経て一生安定した肝機能
約10〜20%の感染者は慢性肝炎に。中には肝硬変・肝がんになる可能性もあります。

 


C型肝炎

感染ルート

C型肝炎ウイルス(HBC)により感染
輸血、性行為、入れ墨等により感染

症状について
急性と慢性がありますが、急性はまれです。
倦怠感・食欲不振・嘔吐・褐色尿・黄疸
慢性:約60〜80%の感染者は慢性肝炎になると言われている
中にはそこから、肝硬変に進行する場合もあります。


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