院長のご挨拶 | 山添医院

京都市左京区の山添医院 院長ごあいさつ

院長ごあいさつ

山添善博 Dr.Yamazoe

 私は大学卒業後京都大学外科学教室に入局後、最初は外科を中心に習練をさせていただきました。外科というのは単にメスをふるうだけでなく、持病をお持ちの患者さんを手術をする場合も多く、より良い治療を行うには他の科のいろいろな病気を理解し広い視野から診療する必要性を感じました。そこで大学院の前後に赴任していた病院では外科の診療だけでなく、内科、泌尿器科、整形外科、皮膚科などの諸先生のご好意により、幅広い疾患の研鑽をさせていただきました。

 また私自身、軽い高血圧、軽い気管支喘息といった内科的疾患に加え、日常生活に大きな支障をきたすような急な腰痛、頸部痛を何度も経験しております。この経験の中で、特に痛感したのは、内科的疾患でも、整形外科的疾患でも運動と食事の重要さでした。この経験が今の診療の基礎となっています。つまり一つの病気にとらわれず、全体的のその人をみて診察、治療することを心掛けています。科が多いということは日進月歩の医療界の中で多くの新しい知見を取り入れなければならないということですが、その結果、来院していただいた患者さんによりよいすなわち満足していただくことができれば、これに勝る喜びはありません。

 なお、私自身の経験では、何度か繰り返すぎっくり腰などの急な腰痛や首の痛みの際に試してみるうちに、10年以上前に出会ったのが、AKA-博田法でした。AKAは、整形外科専門の先生に聞いてもご存じない方が多く、最初は半信半疑でしたが、藁にもすがる感じで講習会に出かけ、博多先生の治療を受けたところ、ものの見事に私の痛みをとってくださり、感動したことを覚えております。そこでこの研修を始めたのですが、AKA-博田法は非常に難しい技術で、最初はなかなか上達せず、苦労をいたしました。最近では、AKA-博田法をさせていただいた後、痛みなどが楽になったり消えてしまった患者さんが多くなり、その際はとても嬉しく感じ、やりがいを感じております。もっともっとこの技術のすごさが世間に認知され、多くの人を痛みやしびれなどの苦しみから解放してあげることができればなと考えております。これからも、腰痛を中心にした徒手療法の名医と言われるよう努力してまいります。

 これからも皆様が元気(自分の両足で歩ける)で長生きできるよう、すなわちメタボ(メタボリックシンドローム)とロコモ(ロコモティブシンドローム)に打ち勝つ一助になれるよう頑張っていきたいと思います。


経歴

昭和52年3月 私立洛星高等学校卒業
昭和58年3月 (国立)東京医科歯科大学医学部卒業
昭和58年5月 医師免許取得
平成元年4月 京都大学大学院医学研究科入学
平成5年3月 同 終了 (医学博士号取得)

主な勤務先病院

京都大学医学部付属病院、大阪赤十字病院、高山赤十字病院、大阪北逓信病院、滋賀県立成人病センター

(専門医等)
日本大腸肛門病学会専門医、指導医
日本AKA医学会(AKA-博田法) 専門医
日本外科学会認定医
日本消化器外科学会認定医
日本性感染症学会会員