京都市左京区の肛門科、性病科、泌尿器科の山添医院

痔核の治療

 痔核は良性疾患であるため、急性期であれ慢性期であれ、絶対手術をしなければならない場合は限られ、基本は日常生活に注意しながら、お薬を用いた保存的な治療が行われます。しかし保存的な治療をしても出血が止まらないようなお場合は、手術療法が検討されます。手術をするかどうかは、自分が手術せずに我慢できるかどうかあるいは日常生活に不便があるかどうかで決めてかまいません。

痔核の治療

お薬による治療


 軽い痔核は日常生活の注意をよく守るとともに、下剤や痔の飲み薬、お尻に坐薬や注入軟膏を使うことである程度よくなり、自覚症状がなくなる場合が多くあります。特に痛みや出血という症状はお薬でよくなる場合がほとんどですが、脱出という症状はとれにくい場合が多くあります。お薬による治療は確かにそれを使っている間は症状がとれる場合が多いのですが、やめてしまうと再発するという場合もよくあります。そこで一旦良くなっても急にお薬をやめず、徐々に減らしていくこと蛾大切です。長期間使い続けるというのは、どんな薬でも当然副作用というものがありますので考えものです。ですから薬がないとすぐ症状が悪化する場合、薬が副作用などで使いにくい場合、自分が不便と感じる場合などは、何らかの処置(手術)を考えたほうが良いでしょう。

血栓性外痔核に対する治療


 痔の急性期の状態である血栓性外痔核に対する治療としては、切って血栓を摘出する手術療法(血栓摘出術)と坐薬や内服薬で治療する保存的な療法があります。手術療法は劇的な効果があり、早く治る場合が多いですが、麻酔の注射の痛みがほんの少しですがありますので、自分が我慢できる程度の痛みならば保存的療法を、痛くて日常生活に支障がある場合や大きくて不便な場合は手術すればよいでしょう。

手術療法(結紮切除術)


 ひどくなった(脱出する)痔核には麻酔を行って、切りとってしまうのが最も再発が少ない方法です(結紮切除手術)。しかしどうしても麻酔の時と手術後に麻酔がきれた時には痛みを伴います。一般的には痔の手術は痛いといわれるのはこのためです。しかし最近ではこの手術でも以前に比べると痛みが少なくなったといわれます。これは痔核を切除した後の傷をある程度縫合する半閉鎖術式やほぼ完全に閉鎖する閉鎖術式が行われるようになってきたからです。またこの術式では手術後1週間前後でまれに(百人に1人程度)多量の出血をみることがありますので、術後2週間程度は便秘をしたり、下痢をしたり、激しい運動をすることは控えなければなりません。

 現在行われている結紮切除術というのは絶対に再発をしないわけではありません。以前はホワイトヘッド法という絶対に再発しない方法が行われていました。この方法は、手術直後は患者さんのみならず、医者としてもとても綺麗に手術ができて満足できる方法でした。しかし長い目でみると、この手術をした患者さんの肛門は10年位たつと、細くなって便がでにくくなるという状態(ホワイトヘッド肛門)なってしまったのです。この状態なら痔核があったときの方がまだましだったということになりかねません。このため現在では結紮切除を行うのは最大でも3カ所から4カ所までとし、肛門をできるだけ傷つけないようにしているのです。ですから大きく出ている箇所だけ切除し、小さな痔核については予防的な切除手術はしない(注射療法などは行われます)方がよいでしょう。

その他の手術療法


 外来で今まで多く行われてきた手術療法に比べ侵襲の少ない治療は主には2つあります。まず一つは薬を注射して痔核を硬化させる方法(硬化療法)であり、もう一つはゴム輪でくくって痔核を壊死させ脱落させる方法(ゴム輪結紮療法)です。
 硬化療法には現在大きく二つの方法があります。一つは従来から行われているパオスクレという油を注射する方法と、もう一つはジオンという薬を注射する方法です。前者は一番手軽に行え、出血にはとても効果がありますが、脱出については無効か再発率が高くなります。後者はより根治性が高く再発率が少ない方法です。ただし術後の発熱や狭窄など前者よりは副作用があり、今のところは入院してやる方が無難だとは思います。
 またゴム輪結紮療法は脱出する痔核に効果的で、再発率も比較的少ないですが、手術後1週間前後でまれに(数百人に1人程度)多量の出血をみることがあります。またゴムだけをかけておいた場合、そのゴムが手術後早期に脱落してしまうと、痔核は壊死せず当然ながら再び脱出してしまいます。

その他の治療として痔核に入ってくる動脈(上痔動脈)をくくってしまう方法もあります(痔動脈結紮法)。上痔動脈は痔ができる一因と考えられており、この動脈をくくってしまうだけで痔核が小さくなってしまう場合もあります。しかしやはりこの方法も単独では再発率が高いようです。痔核を切る手術(結紮切除術)の場合、程度がひどく切りすぎた場合や、再発後の手術では肛門が狭くなってしまう場合がありますが、切らない治療法は後に再発した場合でも、行いやすい点は長所の一つでしょう。

当院での治療方針


 当院では基本的にはまずお薬と生活習慣の改善による保存的な治療を行います。そして必要な場合のみに、手術的な治療を考慮します。手術は外来通院で行っております。痔核の程度が軽く、内痔核が主体の場合は、麻酔なしで硬化療法やゴム輪結紮療法、痔動脈結紮術を組み合わせた治療を行っています。この場合、痛みはほとんどありません。
 結紮切除手術は、程度の軽い場合のみ外来で局所麻酔で行っており、手術後しばらくの安静の後に帰宅していただいております。局所麻酔は、お薬を調合して、なるべく痛くない方法で行います。程度がひどい場合や他の病気がある場合などは、入院施設のある病院を紹介しております。の治療方針

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