京都市左京区の肛門科、性病科、泌尿器科の山添医院

痔に関するQ&A

痔に関するQ&A

Q1.痔核で他院を受診したところ手術をしましょうと言われました。手術はしなければならないものなのでしょうか。

A-1
痔核(いぼ痔)は良性の疾患なので、絶対に手術をしなければならない場合はごく限られています。本人がしたくなければ、すなわち薬での治療で本人が我慢できる程度の症状であれば手術は不要です。ただし薬もずっと使い続けていると、効かなくなったり、副作用が出る場合もあるので注意が必要で、そのような場合手術をした方が良い場合もあります。一つの目安としては、痔核の程度が第三度以上の場合はやはり何らかの手術を受けられることをおすすめします。

Q2.痔核の手術は入院をしなければできないと言われました。本当に入院しなければできないのでしょうか。

A-2
先の質問Q1とも関係しますが、まずその痔核が結紮切除術を必要かどうかと言うことです。結紮切除術でなくても治療可能な場合、入院はほとんどの場合必要ありません。また結紮切除術が必要な場合でも、痔核の手術は絶対に入院しなければできないというものではありません。通常、入院して行う痔核の手術は腰椎麻酔と言って、麻酔薬を腰に注射することによって、下半身やおしり全体の痛みをとって行います。腰椎麻酔は手術中や手術後にショックや頭痛の副作用がおこる可能性があるため、入院が必要となります。また手術直後や手術後1週間前後で大出血をきたすことがある(1%位の頻度)のでその安心のために入院をすることとなります。外来で行う手術は、通常局所麻酔すなわち肛門周囲に麻酔薬を注射する事で行われます。また仙骨麻酔という硬膜外麻酔の一つで行われることもあります。ショックなどの副作用はありえますが、これは腰椎麻酔に比べるとかなり少なくなります。これらの麻酔で比較的程度が軽い場合は十分治療可能です。局所麻酔で行う場合は、腰椎麻酔で行う場合よりやや手術そのものがやりにくい傾向があるので、医師がやり慣れていない場合などは、手術時間が長くなったり、不十分な治療になったりする可能性はあります。仙骨麻酔の場合は局所麻酔と腰椎麻酔の中間の手術のやりやすさといえるでしょう。また痔核の程度が相当ひどい場合や入院していないと無理をしてしまうような場合には、手術後の合併症の発生率が高くなるので入院して手術を行う方がよいでしょう。また心臓や肝臓が悪かったり、出血傾向がある場合などの他の大きな病気がある場合は、 入院してされた方が良いでしょう。

Q3.痔核だと思うのですが、どのようなお医者さんに行ったらいいのかわかりません。何か良い目安はありませんか。

A-3
通常外科か肛門科で見てもらえば良いと思いますが、なかなか簡単には良いお医者さんかどうかを判断するのは難しいことです。大きい手術をたくさんやっているところ(癌など手術を主とする大きな病院)は、一部では熱心にやっているところもありますが、概して肛門の病気というのは軽視されがちなため注意が必要です。できれは肛門科を掲げているところが良いでしょうが、必ずしもこれもあてにはできません。人の評判もある程度は信用しても良いですが、どうしても個人個人でその痔核の程度が異なり、治療方針も各医療機関で少しづつ異なりますのでベストであるとは言えません。一番いいのは自分でも最低限の痔の知識を勉強して、実際に診察を受けてその医者がどの程度の知識をもって治療しているのかを判断するのが良いでしょう。よほどのひどい症例を除いていきなり入院して切りましょうとかいつまでたっても症状の改善がないのに、同じような外来治療を漫然と続けるようなお医者さんはあまり信用しない方が無難だと思います。

Q4.痔核の手術を勧められましたが自費診療のためか高額な手術代がかかるといわれました。

A-4
肛門科特に肛門科のみで開業している医院や病院の一部は健康保険が効きません。従って、初診の時から保険外のため高額の診察代がかかることも多いようです。これは痔の手術の保険点数(保険での手術代)はその大変さに比べれば安いことや保険が効かない薬を使うと保険が使えないためです。まず肛門の病気で受診する場合、特に保険が効くかどうか確かめておきましょう。保険が効かない医療機関では(肛門科としては)比較的レベルの高い診療が行われていることが多いですが、現実には高い治療費でのトラブルもあるようです。この場合少し大変とは思いますが、保険が効いてかつきちんとした診療を行っている別の医療機関を探す方がよいでしょう。ちなみに当院では健康保険が使える診療しかおこなっておらず自費での診療は行っておりません。

Q5.痔の傾向があるのですが、肛門を紙で拭くのは良くないと言われました。実際紙で拭くと痛みや出血がある時もあります。どうすればよいでしょうか。

A-5
肛門は紙で拭くよりは、温水で洗う方がよいでしょう。お風呂場で洗面器などにお湯をはってそっと洗う(坐浴)のがベストですが、トイレ付属の肛門洗浄器でお湯の勢いを弱めにして洗ったり、持ち運べるよう簡易の肛門洗浄器(市販されている。当院でもお分けします)を利用してもかまいません。すなわち、洗う器械がないときは、ウエットティッシュを用意し、そっとおさえる程度にして大きな汚れをとった後、風呂場にいって、洗面器にお湯をはって洗うか、弱い勢いのシャワーで洗って清潔にするようにしましょう。特に痛みが強いときは肛門洗浄器でも痛いときがありますが、この様なときも坐浴を行って、そっとあまりこすらずに洗うのがよいでしょう。痛みや出血がある場合というのは通常肛門にきずが付いており、紙で拭くというのはそのきずに大便をなすりつけることになってしまうからです。こうなると治癒が遅れる原因となります。またかゆみを主とする肛門掻痒(そうよう)症の場合も同様で、さらに掻くことによりさらにかゆみを誘発する物質ができてしまいます。ただし、洗うのが良いとはいっても、限度はあります。あまり神経質に洗いすぎるのも良くありません。 あくまでもお尻を愛護的に扱い、清潔に保てるようにすることが大切です。

Q6.近くのお医者さんで切れ痔(裂肛)と言われました。手術をした方が良いといわれましたが、手術をしなければなりませんか。

A-6
裂肛で手術をしなければならない場合というのは限られています。すなわち手術をした方が良いと考えられるのは、通常の下剤や痔の坐薬で調子が良くならない場合や、肛門がかなり細くなってしまっている場合、また大きな肛門ポリープや皮膚のたるみがあって普段じゃまになったり、これが原因でまた裂けてしまうような場合などです。ですからまずは下剤などで便の調子を整え、さし薬により出血や痛みが取れるかどうかをみるのが基本です。その結果なかなかお薬が手放せないとか良くならない場合に手術を考えるというのがふつうの考え方です。様子もみないでいきなり手術をしましょうというお医者さんはあまり信頼できないかもしれません。また最近では、手術をせずに特殊なお薬を肛門周辺の皮膚にぬってお薬で肛門を緩めたり、特殊な薬を注射する方法もあります。ただしこれらの治療法は保険が効かないというのが難点です。

Q7.近所のお医者さんでいぼ痔であるという診断を受け、痔の坐薬と飲み薬をもらい、服用していますが痛みはましになるどころかむしろひどくなっているようです。どうすればよいでしょうか。

A-7
その様なことはたまにはあります。従ってお薬を変えてもらうか追加してもらう必要があるかもしれません。ここで注意していただきたいのはこれがいぼ痔(痔核)ではなく、肛門周囲膿瘍のために痛んでいる場合があるということです。いぼ痔やきれ痔と同時に肛門周囲膿瘍を併発していることはよくあります。専門でない先生の場合によ見逃されることがあります。特に体温が上がっている場合や実際上がっていなくても肛門の周囲が熱っぽい場合はその可能性が大です。そのような場合は早急に専門の先生にきちんと診断をしてもらってきちんとした処置(切開排膿)をしてもらいましょう。

Q8.肛門周囲膿瘍という診断をお医者さんで受けました。すぐ切りましょうといわれました。切らなくてはならないのでしょうか。

A-8
肛門周囲膿瘍の治療の基本は切開して膿を出すことです。従って明らかに膿がたまっている場合は、すぐに切って膿を出してもらって下さい。まれにはごく初期であまり膿がたまっておらず、お薬で症状が良くなる場合はあります。専門の先生に的確に診断してもらわれて、正しい処置を受けて下さい。切るのが遅れると、その程度が進行して、入院しなければならなくなることもありますし、より複雑な形になって後日の根治手術の時に大変な手術が必要になったりすることがあるからです。

Q9.痔瘻という診断をお医者さんで受けました。すぐ切りましょうといわれました。切らなくてはならないのでしょうか。

A-9
痔瘻の治療の基本は手術をして一次口をきちんと処理して再発をさせないことです。従って原則としては手術をする方が良いとは思います。しかし仕事などの社会的な事情や手術への恐怖心から手術をされない方もおられるようです。手術をしない場合に一生再発しない人もおられますが、多くの方が2回3回と再発を繰り返してこられることも事実です。当院では一次口がはっきりしない初回の方には、次の再発まで様子をみてもかまいませんと申し上げておりますが、それ以外の方には手術を勧めております。2回目3回目と繰り返すうちにより複雑な形になって後日の根治手術の時に大変な手術が必要になったりすることがあるからです。また何十年と痔瘻を放置しておくと癌が発生することがあるといわれます。本当に痔瘻を放置していたために癌になったのかたまたま癌が発生したのか確定的なことは不明ですが、痔瘻癌というものがあるのは事実です。

Q10.痔瘻という診断をお医者さんで受けました。手術の方法は管を切って開けてあげ、肉が盛り上がって直すと言われました。入院は2週間かかるそうです。切らなくてはならないのでしょうか。

A-10
痔瘻の手術は以前からご質問のような開放術式にて行われてきました。この方法は確実で再発も少ない方法なのですが、手術による侵襲が大きくなることが欠点です。ですから現在ではこの方法は肛門の後方の比較的浅い痔瘻か、前方であれば筋肉を貫通していないごく浅い場合にのみ行うのが良いとされています。ですからそのお医者さんが後方の深い痔瘻や前方のやや深い痔瘻に対してこの方法を行おうとされているのであれば、少し考えられた方がよいと思います。当院では開放術式の適応とならない場合は、原則として侵襲が少なく、再発も少ない方法、すなわち管をできるだけ取り除いた後の管に、輪ゴムを通すシートン法により行っています。この方法は治療期間が長くなるという欠点がありますが、翌日から仕事や運動を含めたほぼ今まで通りの生活が送りながら治すことができるからです。いずれの手術方法でも、他の病気がない場合は外来での日帰り手術となりますので入院は必要ありません。

京都市市左京区 山添医院
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